VPSサーバーとは?
MinecraftやARK、RUSTなど数人で一緒に遊ぶことができるゲームは、プレイヤー皆が集まるサーバーが必要になってきます。ほとんどの場合は公式で準備、またはプレイヤーのPC(ゲーム機)をサーバーにしてプレイしています。別途、自分専用のサーバーを作ることで、ゲーム設定をカスタマイズしたり、不特定プレイヤーに邪魔されずフレンド同士で安全で快適に遊べるようになります。
VPSサーバーはクラウドサーバーの一種です。クラウドサーバーとは簡単に説明すれば「自分専用の高速サーバー」です。
クラウドサーバーで有名なのはAmazonのAWSクラウド。こちらは従量課金(データ転送量の料金)なので莫大なお金が必要になります。VPSはクラウドサーバーを月額固定にして共用サーバーのように個人でも利用しやすくされたサーバーです。普通の共用レンタルサーバーは1つのサーバーを複数人で共用するためレスポンスが下がりますが、VPSはそのデメリットが少なくなっています。そのかわりデータ保蔵領域が小さく、かつサーバー設定が自分で必要になります。ゲームテンプレートはその手間のかかるサーバー設定が自動で最適化されるパッケージをインストールしてくれます。
ホームページ制作などでアクセスできる通信専用コンピュータ。メールなどあらゆる通信がサーバーを経由して手元のデバイスに情報が届く。手持ちのPCをサーバー化することも可能(実際は非現実的)。
VPSサーバーを借りるときの注意点
細かな点は実際に公式サイトでご確認下さい。
サービスによって誤差があります。
- CPUコア
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多いほど良いがメモリの方が重要
- メモリ
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2GBから動くゲームもあるが、最低4GBは欲しい。快適さを求めるなら8GB以上が望ましい。メモリは後から増やせるのでまずは4GBで試すのをオススメする。サーバーによっては遊ぶゲームのメモリ最低条件が決まっている。
- ゲームの変更
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可能。リセットしてゲームテンプレートを選択し直す。
- バックアップ
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現環境を1つのデータにして保存可能。つまり他ゲームで遊んだときにリセットした環境を復元できる。
- プランのアップダウン
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差額分を支払えば可能。サーバーによっては手数料がある。無料であることが多い。ダウングレードの場合は差額分は戻ってこない。
- 回線速度
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回線は他の契約者と共有する。そのため本線が10Gbpsと太い方が快適。
- 転送量制限
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一定の通信量を使うと回線速度が制限される。制限なしと書かれていても一定量超えると制限される。
- 支払い
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クレジットカードは基本対応。個人で支払いがきつい場合はPayPal対応のサービスを使えばフレンドからカンパしてもらいやすい。
- 解約
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一部を除き、即月に止めることができる。長期割の場合は期限までサーバーは強制的に稼働し、返金はない。
- 解約違約金
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無い。ただし、2ヶ月は最低限使う縛りのあるサーバーがある。
- 複数のサーバー
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1アカウントで複数のサーバーを作成可能。サーバーごとに料金は必要。
VPSサーバーの選び方の基本
誰と
人数
期間
誰+遊ぶ人数+期間でサーバーとプランを決めましょう。家族2〜3人で遊ぶならメモリは2〜4GB程度、かつ長く遊んでも3ヶ月程度だと思うので一括払いが少なくて済むサーバーを選んだほうがコストパフォーマンスは良いと思います。
リアルフレンドなのかゲームだけのフレンドなのかでもプランが変わってくると思います。大人数でFPSを行う場合はコアとメモリが大量に必要ですし、レンタル期間も長期的になると思います。
そんな場合はPayPalを利用して他プレイヤーから募金を募ってサーバーを管理する方法も考えられます。PayPalが使えるレンタルサーバーは絞られるので選択の幅が限定されます。
オススメされている有名なサーバーを選ぶ前に、まずは「誰+遊ぶ人数+期間」を意識してサーバー選びをしてください。また、レンタルするサーバーは「本当に簡単なのか?」という点にも注意しましょう。例えばこのサイトで紹介しているConoHa for GAMEは数クリックでサーバーの立ち上げが実際に可能です。しかし、さくらのVPSの場合はスクリプトを書き込んで(数タイトルはコピペ可能)サーバーの設置をする必要があります。サーバーの設置後もゲームによってSteam側で色々と設定が必要だったりするゲームもあるので、実際にゲームで遊ぶまでの工程を調べて自分でも出来そうな場合にレンタルするようにしましょう。
